ADHDが動かないのは行動力の無さではなく優先順位の問題


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ストラテラの服用を中断して大体10日くらい経ったと思います。

ストラテラ服用時の自分と比べ、日常生活の中で自覚できるレベルまで行動パターンが変わってきました(元に戻った)。

そんな中、一つ気づいたことがあります。

今回は、自分を長年悩ませてきた「行動力の無さ」について今現在思うことをお話します。

 

他の何かに熱中しているから動かない

行動力が無いんじゃない。もっと大切なものに集中しているんだと思う。

 

午前11時に外出を決めておきながら外出したのは午後4時

独身時代、休日は片道2時間かけて隣町へ出るのが主な遊び方でした。

片道2時間ですから、それなりに早く家を出ないと行ったところで満足に遊ぶことができません。

早くて9時10時。遅くても11時には家を出ないと昼飯を大好きなチェーン店(田舎には無い)で楽しむことができません。

しかし、結局自分が家を出ていたのは夕方の3時4時といった時刻でした。

この時間ですから、行くのが面倒になって結局一日家に引きこもることも珍しくありませんでした。

何をしていたかって?

ゲームやネットを楽しんでいました。

ドラクエ10からウイニングイレブン、シヴィライゼーションからモンハンまで、少し遊んで飽きては次のタイトルを起動してまた遊ぶ、という遊び方をエンドレスでやっていました。

 

ゴミを拾わなけらばならない、でもその前にやりたいことがある

似たような話をもう一つ。

ADHDの具体的な症例によくあるように、自分もまた汚部屋の住人でした。

目の前にゴミがあって、それが不快なものであることは認識しているんです。

それは拾ってゴミ箱かゴミ袋かに捨てなければならないものだということは理解しているんです。

ですが、優先順位が低い。

そのゴミを捨てることよりも先に「やりたいこと」があるんです。

他者から見ればどうでもいいことなんですが、当事者にとって、その時ハマっているもの、興味を向けているものというのは何事にも優先するものなんです。

結果、ゴミ屋敷の誕生。散らかり方がある一定のライン(定型発達者が見ると絶叫するレベル)までくると、ようやく優先順位の1位が部屋の掃除になり、一気に片づけを始めます。

 

やれないんじゃなく優先順位が低いだけ

今お話ししたように、ADHDである自分は「やらなければいけないこと」は認識しています。

ですが、優先順位が低いんです。

それを最優先で行う必要性が見いだせないのです。

結果、後回し。

このメカニズムを世間一般に理解してもらうのは骨が折れるので、手っ取り早く「忘れてた」と説明するわけです。まぁ、本当にスッポリ忘れていることも多々あるんですが。というか忘れてることの方が多い。

こんな話、人にしたところで怠け者か変人呼ばわりです。実際「やらなければいけないこと」より「やりたいこと」を優先している時点で傍から見れば怠けているわけですし。

 

まとめ「行動力が無いと考えるのはしばらくやめようと思う」

 

「やりたいこと」が「やらなければいけないこと」に優先してしまう。

これが生きづらさを作り出している原因なのはわかります。

自分もある程度年を取り、失敗を重ね、ちょっとはやるべきことを優先できるようになってはきました。

それと引き換えに、これまでの人生の中で絶えず失敗を重ねた結果、自分は極めて自己肯定感の低い性格をもってしまいました。

そんな中、ここにきて一つ思うのは、自分は行動力が無いんじゃない。ほかの行動を取っているだけなんだ、ということ。

今回のこの気づきを大切にすることで、少しでも自分を好きになれたらいいなと思います。

 

<他の記事の紹介です>

 ADHDに関しては、クリニックに通ったり本を読んだりと勉強を続けています。

全ては自分を知りたいという思いから。

 

自分は学校生活の中で常に困ってきました。

だからこそ、困っている子たちを理解し守ることのできる優しい先生でありたい。

 

ストラテラの服用を続けてきました。日を重ねるにつれて、自分が変わっていく感覚が間違いなくありました。